イケメンくん

イケメンのイメージ画像です。宇都宮ブレックス 遠藤祐亮選手 

 私はイケメンに困ったことがない。

 いや自慢でなく。別に今までの彼氏が全員イケメンだったとかそう意味でもなく。ただ単に幼稚園くらいの頃から幼馴染も男の子が多くてモテる子が多かっただけの話。

周りから見ると羨ましいのか?それ。

高校の時、小学校からの同級生と普通に話してたら(同じ高校に同じく浪人して入学して、さらに高2の時同じクラス、席が隣になった)、

「カオリちゃんいいなあ、◯◯くんと友達なの?かっこいいよね、紹介してよ」

いや、別に自分で話しに行けば?って思う。やつ、普通の人だし。顔が整っているだけで。この時ちょっとびっくりした。やつのこと、かっこいいと思ったことなくて、高校で初めて会った人たちにはかっこよく見えるんだね。まあ、性格知らんだろうしね。私はやつのことは小学校の時から知っている。人柄というか、中身知ってる限り特に魅力的でもない(失礼)私には。まあお互い様です。恋愛になるような関係でもなかったし、、、

しかしまあともかく、男友達が多く、なぜか女子にモテる男子が周りに集まってくるところがあった、小中高ともに。私がモテるとかじゃなく、むしろモテないからではないかな。男子は意外に女子女子してる女子が苦手だ。大学の同じ学部で、同じような流行りのバッグ持ってブランド着て、似た髪型した女子がツルんでいたんだけど、7−8人のグループで。私は女子が3−4人、男子が4−5人くらいのと仲が良くて、よく睨まれたっけなぁ。その時の仲間に聞いたらさ、あいつらこえぇって。確かに見た目悪くないし、着飾ってるかもだけど。どれがどれか区別つかないよって言ってたっけな。

 いわゆるモテる女子って、女子力高くて、常に男子の目を意識している(羨ましい)。次、生まれ変わったら女子力高めに生まれたい笑。が、男性を恋愛対象としかみていないから本当の男友達はできない。これ、逆も言える。ということは最初から男女性別差別して見ている証拠だよね。何回かブログで書いてきたことだけど、私、老若男女区別しない。性別だけではなく年齢だけでもなく、見た目だけでもなく、、、(そういう人生もあるから、否定しているわけではないんだけど。。。私のいとこは、女子に嫌われても男子にモテたいと言っていて、男子への媚び方がすごい。それはそれで彼女の人生)

 私の周りに集まる、モテ男たちはさ、特に高校生の時なんかは、本当にモテ男ばかりだった。青森県随一の進学校はブランド力もピカイチで、かっこいい、そしてクレバーで、運動もできて喧嘩も強い。弘前の高校中に有名なやつばかり(いや本当)。証拠に、私予備校時代とか、大学の時、高校の仲良し男子が有名なやつばかりだから、あたしと仲良くしておけば、そいつらとも仲良くできると思われて、私と知り合いになりたがる子多かったし。。。

 そのモテ男たちはさ、自分達のとこに群がる女子はどんな目的かもちゃんとわかっていて、女子にモテようと媚びるやつはいなかったな。だからこそ、私の周りに来たんだと思うよ。モテる、有名人、かっこいい、、、そういううわべでやつらを見なかったから。そもそも面白くないやつ私嫌いだし。これでも評価は誰に対しても公平。人を見る目だけはあるのが自慢。見た目だけじゃなく、彼らは賢く、自分の哲学を持っていて、人を区別せず、だから、自分達を特別視する女子が群がってくるのを良しとしなかった。まあ、実際に見た目も中身も彼らはとても魅力的だったけどね。もてなす力も、恋愛経験も豊富だからある程度の色気もあるし、そして実に個性的で、また個性的な人を好む傾向にあったよ。

 本題に戻るけど、私はイケメンに困ったことがない。だからこそ。

 私の全体のブログのテーマ、「私は人に恵まれている」

 見た目じゃない。また面白さも、笑かすことだけじゃない。イケメンもイケジョも人の魅力って中身から出るものだ。色気もいろんな経験から自然に溢れ出るもの。誰かの言葉を借りていい事を言った風でもなんか薄っぺらいのはその人が本当に考え悩んで出した答えではないからだと思っている。そして大事なのは個性。個性を出せるというのは一周回ってからかもしれないね。

自分を知り、向き合って、でもとても勇気が必要なこと。でも乗り切ればとても魅力的になれる。私、見た目だけいい人嫌いなんだ。モテると勘違いして自分を磨こうとしてない人多くて、話すと面白くない。カッコばかりつけて中身がない。見た目は親から授かったもの。さてそれを生かすも殺すも自分次第なんだな。

 話ちょっとずれるんだけど、ブレックスの選手って個性的すぎるよね。正統派の中身まで合わせてイケメン1位は私の中では遠藤さんです。笑

 シーズンもう少し。楽しみだねーー。

中学浪人〜大好きな人がいた高校時代

高2 1992/7

高校受験を失敗して浪人することになった。

私は団塊ジュニアだし人口も多く、それに青森県は、当時は私立受験は1回、県立は1回で計2回しか受験のチャンスがないので浪人する人も他県に比べたらいる方だ(と、大人になって知った。)

 中学校の先生に相談し、何校かある中から予備校を決めた。通い始めたら、中学1年の時同じクラスだった男子2人もそこで浪人するらしく、元々中1の時は話す中だったので(K也は定期テストを競争したり、アイスを賭けたりする仲。もう1人のN樹は席が隣だった。誰からも愛され、笑ってごまかすようないつもニコニコしてるやつ。マコみたい笑)自然に3人で通うようになった。楽しかったなぁ。3人でいる時、私服だったし、いろいろ悪いことも3人でしたなぁ。制服じゃないから補導されないし。辛いと思われがちだが、確かにもう1年、中学の勉強するのはダルいんだが、今振り返ると楽しかった。この後、高校も同じで、大学受験に失敗した時も3人でかつての同じ予備校へ通う羽目になり、その時、

「あなたたちはどうしてまた3人でここに戻ってくるの?3年前あんなに勉強したでしょ」

と当時の予備校の先生にいわれた始末。ハリーとロンとハーマイオニーみたい。全然恋愛はなかった3人だけども。彼らがいたから、勉強もしたし、負けたくなかったし、楽しかったし、言いたいこと言い合えたし。今では年賀状のやり取りしかないけど。

 なんやかんや3人とも無事弘前高校に合格。高校の準備など、やはり彼らは良い相談相手になった。不安もなく高校に通い始めた。

前のブログで、中学時代は怖いものがなく一番性格が悪かったと書いたが、高校に通うときは心を改めようと思った。一つ年上で入学するので、周りの人に先輩扱い、特別扱いされるのは避けたかった。同じ同級生として接して欲しかった。かっこよく見せたいとか馬鹿にされたくないとか言う人もいると思うが、私の望みは何よりみんなと同じ歳であるように過ごすこと。

だから自分を変えたんだ。そうしないとダメだと思った。

今までの、人を馬鹿にするような態度を改め、自分がアホになろうと決めた。実際は受験に失敗してるのだから、普通に弘前高校に入ってくる人たちよりアホなわけだし。これ事実。

 写真は高校2年生のクラスメイトと。弘高祭のときなはず。私の隣に写ってる女子は1年の時も一緒。最初の入学式、ドキドキしながら良いクラスメイトに出会えるかとか勉強ついていけなかったらどうしようとか思って待ってた時、彼女は入学式の列、席につく前、私に話しかけながら椅子につまづいて転んだ。最初に話し、友達になってくれた人。彼女とは高校2年の時もクラスが一緒で仲が良かったが、1年を終えて、2年のクラスが発表になる前、2人で、S先生のクラスになるんじゃないかと話したっけ。実際、同じクラスになり、担任はS先生だった(厳しい英語の先生だった)

なんというか、ジョジョ考察で書いた運命論とはちょっと違うんだけども、縁がある人との出会いというのは最初の出会い方も記憶に残っている。ある芸能人が結婚報告の時、ビビビ婚って言ったことあながち間違ってないと私は感じる。

似たようなエピソードがある。

 入学後、程なくして目にした男子、態度や見た目が嫌いだった。悪目立ちし、どうやら男子の間では一目置かれてるのかもしれないが私は彼から漂うオーラが嫌いだった。他のクラスだし、まあ友達でもないので関係ないので私が見なければ良いだけのこと。実際彼は私のことなど知らないわけだし、今後関わることのない人のはずだった。

2年の時同じクラスになった。嫌だと思うからダメなんだと、言い聞かせて、でも話したら面白い人だった。2年の時はN樹も同じクラスで、席も隣で、N樹は誰からも愛されキャラだったので、男子には人気があったんじゃないかな。彼の周りは、今で言う陽キャも陰キャも集まる感じで、私の苦手なやつももれなくN樹をからかっていた。(要するにN樹のおかげで私も2年のクラスに馴染むのが早かった)。とても楽しいクラスだった。

 3年の時、苦手だった彼とまた同じクラスになった。3年の時はかなり仲良くなった。(2年の時はクラスメイトくらいだったような)。あろうことか本当に仲良くなった。彼は実はモテ男であったらしい。歴代の彼女が何人いたかは私は詳しく知らないし、聞いてもないけど。

一緒にいる時間も電話で話す時間も多くなった。彼には彼女がいた。私は知ってて好きになってしまっていたらしい。気づくのに時間がかかった。

最初の印象が最悪だったやつなのに。

ある出来事がきっかけで自分の気持ちに気づいたのは大学受験間近の頃。なんか騙されたような、嫌いだった相手なのに勝ち逃げされてしまったような悔しさが当時は感じていたかな。なんの意地を張ってたのか、高校卒業するときも自分の気持ちを伝えることをしなかったけども(まあ、彼は私の気持ちは分かってたはず。私もバレてるの承知でお互いやりとりを繰り返していた)。

彼は東京の大学に行くとわかっていたし、私は正直どうなるかわからなかったし、告白したとて仮にうまくいっても、恋愛下手な私は彼と付き合っていける自信もなかったから。

 結局、高校卒業しても何年かはモヤッとしたままでいたね。

(これ、高校時代の同級生が目にするかわからないけど、もう時効ですね)

 今だから言えるけど、私は恋愛って漫画やドラマの世界だって思ってて、周りの人たちのも見てきたけど、なんだか他人事で、私にはそういう恋愛 は一生来ないと思っていた。ここでは書けないけど、この3年生の時のやりとりは私にとっては実にドラマチックで、現実にはドラマ以上にドラマチックなことがあるとわからしめた出来事。

どこか冷めてて、クールな私でもこんなに感情的になるほど人を好きになることってできるんだなって、初めて自分の知らない自分がわかった出来事。これだけでもすごいことだと思う。知らない自分が他人によって知ることができたんだもの。幸せなことでしょ。

 私は後悔している。あの時自分の気持ちはちゃんと伝えるべきだったと。付き合えるとか付き合えないとかでなく、恋愛だけでなく、自分の気持ちは相手に伝えないと後悔する。

そして、感情を表に出すことも必要だとわかった。クールなフリするのはやめた。ちゃんと相手と向き合うために、感情も気持ちも吐き出すことはしよう。

 恋愛において、相手がいる方を好きになったら告白できないじゃんって、好きな人の好きな人を傷つけるかもしれないっていう人いるけど、先に進むかどうかは本人次第。それに、気持ちを伝えないことで相手を傷つけることもある。関わる人たちのこと本当に考えるならちゃんと正しく伝えるべきだ。誰も傷つけたことない人なんてこの世にいないし、逆に、傷つけたくないからっていう人は傲慢だと思うよ。

(もちろん誠意がないこととか言わなくてもいいことはあるが)

 だから、この時から私は自分の気持ちに正直になろうと決めた。腹に隠すのはやめた。迷うのもやめた。

1度きりの人生。みなさんも後悔しないように。

次回 「予備校で出会った先生の言葉」編

かな