
そういえばちゃんと自己紹介してなかったな、と思って。
先日、朝起きてカーテンを開けると朝日と共に目に入ってきたナナフシ。私、これ人生で2回しか見たことないんですね。めちゃくちゃ嬉しくて、職場に行ったら自慢したくてこの写真見せたのに、
「ぎゃー」
だってさ。そんなに気持ち悪いムシでもないよね。農業体験の時も、ミミズやカエル、ナミアゲハの幼虫もいたけど、みんな苦手なのかなぁ。この世界に「生きとし生けるもの」なんですが???
私の2人の子供達、長女は弘前大学 農学生命科学部 分子生命科2年、両生類爬虫類、特にイモリの細胞の再生能力を研究したいがために弘前まで。長男は高3だが、水生生物、海洋生物、外来種、両生類爬虫類、昆虫、、、生物系の自分の学力で入れる国立大学を今探している状態。私の子供達には、幼い頃からよく山や沼に連れていったし、家に飛んでくるアゲハが卵を産み羽化するまで一緒に観察したり、カブトムシの幼虫から育てたり、犬も猫もミドリガメも金魚がいたこともあったし、生物を好きになるのは当然の環境。そしてそもそも、何より、いわゆる女子が苦手な虫や両生類爬虫類を見た目で「気持ち悪い」と思う価値観に育てたくなかったというのがある。
何が苦手だって、誰にでも苦手なものはあるから否定しているわけじゃないぞ。ただ、無限(本当は有限)に広がる宇宙空間にさ、生かされてる生命の一部でしかないんだって考えたら、生命体って新しく生まれるものも進化するものも含めたら、ただのホモサピエンスが何言ってんのって思わない??
理系文系関係なく、哲学的にもさ、見え方の問題。前ブログで書いたっけ?考えや価値観、会話から生まれる言葉の捉え方、目に見えるもの、みんな違う。そして右倣えみたいなのは最も嫌い。私、喋らない時全然喋らないよねって、人見知りなのって言われたんだけど、全く違ってて、人と話すのは苦じゃない。ただ、私、周りに合わせる性格してないから相手を見て、自分の価値観押し付けてくるタイプとは話さないようにしてるだけ。聞かないじゃん、そういう人って。でも違った考えでも、聞こうとする人の話は私も聞きたい。そういう人の言葉は、ちゃんと自身の考えのもとに成り立ってることが多いから、話してて楽しいよ。
今回はナナフシの流れから、価値観の方に膨らませたけど、元々は世界史も好きです。人間が初めてコミュニティを形成して文明が生まれてからのさまざまな葛藤を学ぶのは楽しかった。この先も解決する日は来ないだろうが(葛藤の最悪の形が戦争)。
自己紹介になったかなぁ。「この世にあるというものならなんでも見てみたい」(好きな漫画の大好きな登場人物がいうセリフ)。わたしの根っこ。そのためになるべく視野を広げてみるようにしようと自分なりに心がけてきた、子供の頃から。
「へぇ、お前にはそういうふうに見えるのか?」
って聞いてきたのは私の父親。カナヘビやアオダイショウ、オニヤンマを山で捕まえてきてお土産にしてくれたのも父親。私こそ、親の影響が大きいんだった。
価値観が単一なのはきっと団塊世代(あくまで私の考え。昭和の時代にはしょうがない。そういう教育だったんだし)。私ら団塊ジュニアはちょうど過渡期。そうであるべき、いや変わるべき、いろんな価値観を認めないとと思い始めた世代。だから同級生の中でもさまざまだね。実はこの子供達の世代は意外に親(私たち)が思うより、いろんな価値を認めあってる世代。さまざまな価値観や生き方を選択できている。私は、心配じゃなくて、10代から20代くらいの世代をむしろある種尊敬しています。学んでる内容(具体的な学習内容)も私らの時より難しいと思うよ笑笑。
虫や両生類爬虫類苦手な女子多いって言ったけど、長女の学部、大体男女半分半分だけどちょっとだけ女子の方が多いんだって。アメリカツノガエル30匹飼ってる研究室が人気なんだよ。カエルやナナフシ見て「ぎゃー」っていうのは私ら世代の価値観なんじゃないのかぁ。。。笑笑